
胸を張ってもすぐ戻る。
その巻き肩は、意識だけの
問題ではありませんでした。
肩だけでなく、胸椎・肩甲骨・呼吸の動きを整え、
自然に胸を開きやすい姿勢へ。
長時間のパソコン作業が続き、肩が前へ入りやすく、 首や肩の重さ、胸の縮こまり、姿勢の崩れが気になっていたケースです。 意識して胸を張っても長く続かず、 無理に姿勢をつくると、かえって首や腰に力が入ってしまう状態でした。
今回は、肩の位置だけでなく、胸椎・肩甲骨・呼吸・骨盤の連動まで確認し、 無理に頑張らなくても胸を開きやすい身体づくりを目指しました。
巻き肩で
お悩みの方は、お近くの
あおぞら整骨院へご相談ください。
目次
来院時の症状|胸を張ろうとしても苦しく、すぐ元の姿勢へ戻る
30代男性・デスクワーク中心
1日の大半をパソコンの前で過ごしていました。
以前から肩が前へ入りやすく、写真を見たときの姿勢も 気になっていたそうです。
特に夕方になると、
- 首や肩が重くなる
- 胸が縮こまる感じがする
- 背中が張る
- 深く呼吸しにくい
- 胸を張ってもすぐ元へ戻る
といった状態が続いていました。
自分でも姿勢を意識し、肩を後ろへ引くようにしていましたが、 長く続けると首や腰に力が入り、かえって疲れてしまう ことがお悩みでした。
問診・検査|肩の位置だけでなく、全身の動きを確認
最初に、普段の仕事姿勢やパソコンの使用時間、 症状が強くなる時間帯を確認しました。
そのうえで、立った姿勢と座った姿勢の両方を確認すると、 肩が前へ入り、頭も身体より前方へ出やすい状態がみられました。
さらに、次の動きや身体の状態を確認しました。
- 胸椎を反らす動き
- 肩甲骨の動き
- 肩や腕の上げやすさ
- 胸の筋肉の硬さ
- 首の位置
- 呼吸時の胸郭の広がり
- 骨盤の座り方
腕を上げる際には肩がすくみやすく、 肩甲骨よりも首や肩の筋肉を強く使い、動作を補っている状態 でした。
当院で確認したポイント
今回、特に確認できたのは次の点です。
- 小胸筋・大胸筋の硬さ
- 胸椎を反らす動きの低下
- 肩甲骨が前方へ固定されやすい
- 頭が前へ出る姿勢
- 呼吸時に胸郭が広がりにくい
- 骨盤が後ろへ倒れやすい座り方
- 腕を上げる際に肩がすくむ
- 長時間同じ姿勢を続ける仕事環境
肩が前にあることだけではなく、 肩がその位置から自然に戻りにくくなっている理由 を確認しました。
原因分析|肩だけでなく、胸椎・肩甲骨・呼吸の連動が低下
今回の巻き肩は、単純な姿勢の意識不足ではありませんでした。
長時間のデスクワークによって胸の筋肉が硬くなり、 肩甲骨が前へ引っ張られやすい状態になっていました。
デスクワーク
胸椎の動きが低下
引っ張られやすくなる
さらに、胸椎を反らす動きと呼吸時の胸郭の広がりも 小さくなっていたため、胸を開こうとしても、 肩だけを後ろへ引く動作になっていました。
無理に姿勢を正そうとすると、
- 首に力が入る
- 肩がすくむ
- 腰を反って補う
- 疲れるとすぐ元の姿勢へ戻る
今回のポイントは、肩を後ろへ引くことではなく、 胸椎・肩甲骨・胸郭が一緒に動ける状態をつくること でした。
施術プラン|本気の整体+猫背×巻き肩矯正
身体の状態を確認し、今回は次の施術を組み合わせました。
- 胸椎の可動域調整
- 肩甲骨の動きの改善
- 小胸筋・大胸筋へのアプローチ
- 首肩周辺の過緊張の調整
- 胸郭と呼吸の動きの改善
- 骨盤・股関節の調整
- 肩をすくめずに腕を動かす練習
- デスクワーク中に行えるセルフケア
肩が強く前へ入り、猫背や頭が前へ出る姿勢も伴っていたため、 状態に応じて、
を組み合わせて施術を行いました。
施術経過|胸を張らなくても姿勢を保ちやすい状態へ
1回目
施術前は、胸を開こうとすると肩に力が入り、 腰を反りやすい状態でした。
胸椎・肩甲骨・胸郭を中心に調整した後は、 肩や腕を上げる際のすくみが少なくなりました。
「胸を張らなくても、少し姿勢が起きる感じがする」
長年続いていた仕事中の姿勢の影響もあるため、 初回から姿勢を固定しようとせず、 こまめに身体を動かすことをお伝えしました。
3回目
夕方に感じていた首肩の重さが、 以前より出にくくなってきました。
深呼吸をした際にも胸が広がりやすくなり、 パソコン作業中に肩へ入っていた力にも 気づけるようになりました。
自宅では、パソコン画面の高さを見直し、 肘を支えられる環境をつくっていただきました。
5回目
正面や横から見た肩の位置に変化がみられ、 腕を上げる動作もスムーズになりました。
以前は意識的に胸を張らないと、 姿勢を保ちにくい状態でしたが、施術後は、
「無理に肩を引かなくても、胸が自然に開きやすくなった」
と変化を感じられていました。 首肩のつらさも軽減し、 仕事後の疲れ方にも変化がみられました。
担当者コメント|良い姿勢を無理に固定しないことが大切です
あおぞら整骨院
巻き肩が気になると、肩を強く後ろへ引いたり、 胸を張り続けたりしがちです。
しかし、胸椎や肩甲骨が動きにくい状態では、 首や腰を使って無理に姿勢をつくることになります。
今回のケースでは、肩だけでなく、 胸椎・肩甲骨・呼吸・骨盤まで確認したことで、 力を入れなくても胸を開きやすい状態を目指すことができました。
大切なのは、きれいな姿勢を長時間固定することではなく、 身体が自然に動ける状態をつくり、同じ姿勢を続けすぎないこと です。
まとめ|胸を張っても戻る巻き肩には理由があります
今回の30代男性は、長時間のデスクワークによって肩が前へ入り、 首肩のつらさや胸の縮こまりを感じていました。
身体を確認すると、肩の位置だけでなく、
- 胸の筋肉の硬さ
- 胸椎の動き
- 肩甲骨の動き
- 頭の位置
- 呼吸
- 骨盤の座り方
施術とセルフケアを組み合わせることで、 胸を無理に張らなくても姿勢を保ちやすくなり、 首肩の負担や腕の動かしやすさにも変化がみられました。
「デスクワークだから仕方がない」
「昔から姿勢が悪いから変わらない」
「意識してもすぐ戻ってしまう」
という方も、肩だけでなく、身体全体の動きを確認することが大切です。
あおぞら整骨院では、巻き肩になっている原因を一人ひとり確認し、 自然に胸が開き、首や肩へ負担が集中しにくい身体づくり をサポートします。
●執筆者/監修者(柔道整復師/近藤厳悟 元住吉院勤務、臨床経験25年)
●更新日2026/7/5