
初回施術で痛みが10から3へ
右肩の強い痛みと腕の上げにくさに
悩んでいた50代女性の改善ストーリー
「肩が痛くて、腕を上げるのが怖い」
「このまま肩が動かなくなってしまうのでは……」
今回ご紹介するのは、 右肩の強い痛みと腕の上げにくさに悩んでいた50代女性 の改善ストーリーです。
来院時は、右腕を上げようとすると強い痛みが出る状態。 普段なら何気なく行っている動作にも支障が出ていました。 痛みの強さを10段階で伺うと、 「10です」 という状態でした。
痛い肩だけを見るのではなく、 肩甲骨が一緒に動いているか、背中が動けているか、 肩関節だけに負担が集中していないか を確認しました。 そのうえで初回施術を行い、 再び腕を上げてもらうと、動かしやすさに変化がみられました。
初回施術後、痛みの強さは10段階中10から3へ軽減。 腕の動かしやすさにも変化がみられました。
大きな変化がみられた一方で、まだ痛みは残っています。 そこで今回は、 「初回で楽になったから終わり」ではなく、 残っている痛みや身体の使い方を確認しながら、 必要な施術を必要な期間だけ行い、早期卒業を目指す という方針を共有しました。
お悩みの方へ
※身体の状態や施術による変化、 必要な施術回数には個人差があります。
来院時の状態
腕を上げるのも怖い
右腕を上げると、肩に強い痛み。
来院時に最も困っていたのは、 右腕を上げた時の強い肩の痛みでした。 痛みを避けるため、日常生活ではできるだけ 右腕を使わないようになっていました。
特につらかったのは、着替えや高い場所の物を取る動作など、 普段なら何気なく行っている動きでした。
「腕を上げるのが怖い」
腕を上げようとすると強い痛みがあり、 できるだけ右肩を動かさないようになっていました。
普段は事務職として、長時間デスクワークをされています。 日常生活で右腕を使うことを避けるようになり、 肩の痛みだけでなく今後の動きにも不安を感じていました。
ご本人は、 「このまま動かさなかったら、 もっと肩が動かなくなるのでは?」 という不安も抱えていました。 そこで初回は、痛い場所をすぐ施術するのではなく、 どの方向へ動かすと痛いのか、 どのあたりまで腕を上げられるのか を確認することから始めました。
問診・検査
「腕を上げる動き全体」を確認
肩だけではなく、腕を上げる動き全体を確認。
まず、右腕を前や横から上げてもらいました。 すると、腕を上げる動作で強い痛みが出現。 そこで「肩関節が痛いから、肩だけの問題」とは決めず、 腕を上げる動きに関係する部分も確認しました。
腕を頭の上まで上げる時は、 肩関節だけが動くわけではありません。 腕が上がるのに合わせて肩甲骨も動き、 さらに背中も連動します。
肩甲骨周囲の強い緊張と
背中の動きにくさ
今回の患者さまでは、肩甲骨周囲の緊張が強く、 背中にも動きにくさがみられました。 また、腕を上げる際に肩甲骨が前方へ傾きやすく、 肩関節だけで頑張って腕を持ち上げるような動きも 確認しました。
今回の検査から、 痛い右肩だけでなく、肩甲骨や背中の動きも 肩への負担に関係している可能性 を考えました。 そのため、肩関節だけに注目するのではなく、 腕を上げる動き全体を踏まえて 身体の状態を確認していきました。
原因分析
肩関節へ負担が集中していた可能性
「肩甲骨の位置」よりも
「腕を上げる時の動き」に着目
今回注目したのは、肩甲骨がどこにあるかだけでなく、 腕を上げる時にどう動いているかという点です。
腕を上げる時には、肩甲骨も一緒に上向きへ回転したり、 後ろへ傾いたりしながら動きます。 しかし今回の患者さまでは、 肩甲骨が前方へ傾きやすく、 腕を上げる時の動きが十分に出にくい状態がみられました。
肩甲骨が動きにくく、
肩関節へ負担が集中
肩甲骨が十分に動きにくい状態では、 腕を上げる際に肩関節で動きを補おうとして、 痛みのある場所へ負担が集中する可能性があります。
今回は、 「デスクワークだから肩が痛くなった」 「肩甲骨の位置だけが原因」 と断定したわけではありません。 複数の身体の動きや痛みの変化を確認しながら、 肩への負担に関係する要素を検討しました。
今回の検査では、 肩甲骨・背中・肩関節の連動を変えた時に、 腕の上げやすさや痛みがどう変わるのか を確認しながら施術方針を決めました。 痛む場所だけではなく、腕を上げる動き全体を見ることを 大切にしています。
施術プラン
まず強い痛みと動作制限を減らす
強い痛みがある状態で、初回から 「根本原因をすべて探すこと」に範囲を広げすぎるのではなく、 まずは現在困っている痛みと動作制限に着目しました。
肩関節周囲の筋肉や筋膜の状態を確認しながら施術を行い、 さらに肩甲骨周囲や背中にもアプローチしました。 腕を上げる時に肩関節だけへ負担が集中しにくい状態 を目指しています。
患者さま自身が
「変化を実感できること」
施術者が「柔らかくなった」と判断することだけでなく、 患者さま自身が 「腕が上がりやすい」「痛みが減った」 と確認できることを大切にしました。
施術経過
施術後までの流れ
今回の初回施術では、 肩関節周囲だけでなく肩甲骨や背中の状態も確認し、 施術途中にも腕を上げる動きを再評価しました。 どのような順番で確認・施術を行ったのかをご紹介します。
各項目を押すと、初回施術の流れを確認できます。
01 初回来院時|痛みと動作の確認
右肩の痛みが非常に強く、 腕を上げること自体に不安 を感じている状態でした。
痛みが強かったため、無理に腕を高く上げさせず、 その時点の状態を確認しながら進めました。
02 初回施術|肩甲骨・背中・肩関節への対応
肩関節だけに負担が集中しないよう、 肩甲骨周囲や背中の状態も確認しながら施術を進めました。
施術の途中でも腕を上げてもらい、 動かしやすさが変わった部分と、 まだ痛みが残る部分 を確かめながら進めました。
03 初回施術後|痛みと動きを再評価
施術後にもう一度右腕を上げてもらい、 来院時と比べて動きや痛みにどのような変化があったか、 患者さまご自身にも確認していただきました。
この結果を踏まえ、 その場の反応だけで施術の終了を判断せず、 今後の状態も確認していく方針を共有しました。
初回施術では、腕を上げる動きと痛みに変化がみられました。 具体的にどの程度の変化があったのか、 また、その結果を今後どのように評価していくのかは、 次の「施術後の変化」でご紹介します。
施術後の変化
改善への最初の一歩
右腕が上げやすくなり、 患者さまご自身も痛みの変化を実感されました。 ただし、これは初回施術直後の結果であり、 痛みが完全になくなったという意味ではありません。
必要な施術を、必要な期間だけ。
「その場で楽になったから終わり」でも、 「念のため長く通い続けましょう」でもなく、 患者さまの状態を毎回確認し、 必要な施術を必要な期間だけ行うことを 大切にしています。
担当者コメント
「どこまで見る必要があるか」を考えます
患者さまがまず求めているのは、
「この痛みを何とかしてほしい」ということ
今回の患者さまは、 右肩の痛みが10/10 という非常に強い状態で来院されました。 こうした時は、身体の原因を一度にすべて調べるよりも、 まず目の前の痛みや動かしにくさに対応することが 大切だと考えています。
強い痛みと
腕の上げにくさを軽減すること
初回は、患者さまが今まさに困っている症状を優先。 そのうえで、必要な範囲の身体の状態を確認しながら 施術を進めました。
一方で、痛い肩だけを繰り返し施術すればよいとも考えていません。 今回の検査では、肩甲骨や背中の動きにも特徴がみられました。 痛みの状態に応じて、必要な部分を順番に確認していきます。
大切なのは、 患者さまが困っている症状に関係する部分を確認し、 必要な施術を行うこと。 そして、日常生活に戻り、 ご自身でも身体を管理できるようになれば 卒業を目指すことです。
今回は初回施術で大きな変化がみられました。 今後は残っている 3/10の痛みや腕の動き を確認し、その時々の状態に合わせて 必要な施術を行います。 必要以上に長く通院することなく、 早期卒業を目指していきます。
医療機関を優先したほうがよいケース
肩が痛くて腕が上がらない場合、
原因は一つとは限りません。
「肩こり」「姿勢の問題」「肩甲骨の動きが悪いから」 と、すべてを判断することはできません。 症状によっては、整形外科などの医療機関で 検査や診察を受けることが大切です。
肩の強い痛みや腕の上げにくさには、 腱板損傷や石灰沈着性腱板炎 などが関係している場合もあります。 症状によっては、整形外科での診察や 画像検査などが必要になることがあります。
強い痛みや気になる症状がある場合は、
無理に動かさないでください。
無理に身体を動かそうとせず、 必要に応じて医療機関での確認を優先することが大切です。
まとめ
肩が痛い方へ
右肩の強い痛みで、
腕を上げることが難しかった50代女性
今回ご紹介したのは、 右肩の強い痛みで腕を上げにくくなり、 着替えや高い場所への手伸ばしにも 支障が出ていた50代女性の改善ストーリーです。 来院時の痛みは、ご本人の評価で10段階中10でした。
肩甲骨・背中・肩関節が、 腕を上げる時にどのように連動しているかを確認しました。
初回は強い痛みと動作制限の軽減を優先し、 施術中にも腕の動きを再評価しました。
その場の変化だけで終了とは判断せず、 残っている痛みや日常動作を確認していく方針です。
痛み 10/10 → 3/10
初回施術後は腕を上げやすくなり、 痛みも軽減しました。 ただし、3/10の痛みが残っており、 完全に治ったと判断したわけではありません。
あおぞら整骨院では、 まず今困っている症状を確認し、 施術後の変化を評価すること を大切にしています。 そのうえで、残っている問題を必要な範囲で確認し、 最終的にはご自身でも身体を管理できる状態と 早期卒業を目指します。
お困りの方へ
痛みを我慢し続けず、まずは現在の肩の状態をご相談ください。 なお、強い痛みや明らかな筋力低下などがある場合は、 必要に応じて医療機関での確認を優先してください。
お近くの院を予約する※身体の状態、施術内容、施術による変化、必要な施術回数には個人差があります。 本記事は実際の一症例の経過をご紹介するもので、 すべての方に同様の結果を保証するものではありません。
●執筆者/監修者(柔道整復師/近藤厳悟 元住吉院勤務、臨床経験25年)
●更新日2026/10/9
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