column 治療コラム

ランナーズニーの原因と治し方|膝の外側の痛みは“走りすぎ”だけが原因ではありません

治療コラム

2026.04.02




膝の外側が痛い学生へ

ランナーズニーは“走りすぎ”

だけが原因ではありません

「走ると膝の外側が痛い」
「休むと少し良くなるけど

部活を再開するとまた痛い」
「ストレッチや湿布を

しているのに改善しない」

ランナーズニーは、学生の陸上・サッカー・バスケットボール・野球・テニスなどで多い膝のスポーツ障害のひとつです。名前だけ聞くと「走りすぎだから仕方ない」と思われがちですが、実際はそれだけではありません。

ランナーズニーの本当の原因は

膝に負担が集中してしまう

体の使い方にあります

そのため、膝だけをマッサージしたり、ただ休ませたりするだけでは、再発を繰り返してしまうことが少なくありません。あおぞら整骨院では、単に膝の痛みを見るのではなく、
股関節・骨盤・体幹・足の接地・姿勢まで含めて全身を評価し、練習をできるだけ止めずに安全な復帰を目指すことを大切にしています。

ランナーズニーとは?

ランナーズニーとは、一般的に腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)と呼ばれる状態です。




太ももの外側にある腸脛靭帯という組織が、膝の外側で繰り返し擦れることで炎症が起こり、痛みが出ます。
特に、走る・跳ぶ・着地する・坂道を下るといった動作で悪化しやすいのが特徴です。

部活を頑張っている学生ほど起こりやすく、
「少し休めば平気」
「でも走るとまた痛い」
を繰り返しやすい症状でもあります。

このような症状はありませんか?

次のような症状がある場合、ランナーズニーの可能性があります。

膝の外側が痛い
走ると痛くなる
長い距離を走ると悪化する
階段、特に下りで痛い
ジャンプや着地で違和感がある
片側だけ痛い
休むと少し良くなるが、再開するとまた痛い

特に、「運動時だけ痛い」「休むと軽くなる」「でも再発する」というパターンは、ランナーズニーでよくみられます。

ランナーズニーの原因

ランナーズニーの原因として、一般的には次のようなことが言われます。

走りすぎ
柔軟性不足
筋力不足
オーバーユース
ストレッチ不足

もちろんこれらも間違いではありません。ただし、それだけで説明してしまうと、なぜ片側だけ痛いのか、なぜ同じ練習量でも痛くなる子とならない子がいるのかが説明できません。

つまり本当に大事なのは、「なぜその子の膝にだけ負担が集中しているのか」を見つけることです。

ランナーズニーの本質は、膝そのものよりも、膝に負担を集めてしまう全身の動きのクセにあります。そのためにも、まずは、なぜそこに負担が集中しているのかを正しく評価することが大切です。

股関節の機能低下

股関節がうまく使えていないと、本来は股関節やお尻で受け止めるはずの負担を、太ももの外側から膝にかけて受けやすくなります。その結果、腸脛靭帯にストレスがかかりやすくなります。

骨盤の不安定性

骨盤が左右にぶれたり、片側に傾いたりしていると、走るたびに膝の軌道が崩れます。この小さなズレが積み重なって、膝の外側の痛みにつながります。

体幹の弱さ

体幹が安定していないと、着地のたびに上半身と下半身がぶれやすくなります。そのぶれを膝がカバーしようとして、膝の外側に負担が集中します。

足の接地の問題

足の外側にばかり体重が乗る、着地が強すぎる、足首がうまく使えないなどの問題があると、衝撃がうまく分散されません。その結果、膝の外側へのストレスが大きくなります。

左右差

同じ練習をしていても、片脚だけ痛くなるのは珍しくありません。これは、柔軟性・筋力・骨盤の位置・重心のかけ方などに左右差があるためです。

つまり、膝は“原因”ではなく“結果”として痛くなっていることが多いのです。

なぜ休んでも治らないのか?

ランナーズニーでよくあるのが、

少し休む
痛みが軽くなる
練習を再開する
また痛くなる

という流れです。

これは、炎症が一時的に落ち着いても、根本の動き方が変わっていないからです。

湿布やストレッチ、電気だけで一時的に楽になることはあります。しかし、股関節・骨盤・体幹・接地の問題がそのままだと、練習を再開した瞬間にまた負担が同じ場所へ戻ってしまいます。

そのため、ランナーズニーは「痛いところを治す」だけではなく、「痛くならない体の使い方をつくる」ことが大切です。

保護者の方へ

親御さんに知っていただきたいこと|“休ませるだけ”が正解とは限りません

学生のスポーツ障害では、親御さんが「とにかく休ませた方がいいのかな」と悩まれることが多いです。もちろん、強い痛みがある時に無理をさせるのはよくありません。ただ、ランナーズニーは状態を見極めたうえで、練習量や内容を調整しながら改善を目指せるケースも多い症状です。

あおぞら整骨院では、ただ休ませるか、無理して続けさせるかの二択ではなく、今どこまでなら安全かを見極めることを大切にしています。

こうした状態では、まず病院での検査を優先した方が良い場合があります。お子さまの状態に応じて、適切な判断をすることが大切です。

こうした点を整理しながら、保護者の方にもわかりやすく説明いたします。



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あおぞら整骨院のランナーズニーに対する考え方

あおぞら整骨院では、ランナーズニーに対して「膝だけを見る」のではなく、「膝に負担をかけている全身の原因を見る」という考え方で施術を行っています。

当院が大切にしているポイント

まず見極めを重視する
病院へ送るべき症状を判断する
成長期にも配慮した安全な施術を行う
練習を完全に止めるのではなく、できるだけ早く安全な復帰を目指す

再発予防まで見据えて全身を評価する
保護者の方にも状態を丁寧に説明する

学生の膝の痛みは、単に膝だけの問題ではなく、姿勢・柔軟性・骨盤・股関節・体幹・走り方まで関係していることが多いです。だからこそ、局所だけで終わらない評価と施術が重要です。

あおぞら整骨院で行う具体的なアプローチ

ランナーズニーに対しては、状態に応じて次のようなポイントにアプローチします。

股関節の可動域改善

股関節が硬い、うまく使えない状態では膝に負担が集中します。
まずは股関節まわりの動きを改善し、膝にかかる負担を減らしていきます。

骨盤バランスの調整

骨盤の傾きや左右差があると、走るフォームが崩れやすくなります。体の土台を整えることで、膝の軌道も安定しやすくなります。

体幹の安定性向上

着地時のブレを減らすために、体幹の安定性も重要です。部活をしている学生でも取り組みやすい内容を選びながら、無理なく再発予防につなげます。

足の接地改善

足首の使い方や接地の偏りがあると、膝の外側に衝撃が集まりやすくなります。足元の使い方まで見直すことで、膝への負担軽減を図ります。

動作修正・走り方の確認

同じ練習をしていても、体の使い方で痛みの出方は大きく変わります。必要に応じて、走る動きやフォームのクセも確認しながら改善を目

ポイントは、“膝以外を変えること”です

あおぞら整骨院では、学生のスポーツ障害に対して、段階的な復帰を大切にしています。

STEP❶ まずは見極めと炎症コントロール

今の痛みが本当にランナーズニーなのか、他の疾患の可能性はないかを確認します。痛みが強い時期は、無理をさせず、まずは痛みを落ち着かせることを優先します。

STEP❷ 原因となる体の硬さ・使い方を改善

股関節、骨盤、体幹、足部などを評価し、膝に負担が集まる原因へアプローチしていきます。

STEP❸ 練習を調整しながら復帰準備

痛みの変化を見ながら、できる範囲の練習や運動量を調整します。「全部休む」ではなく、「今できること」を見つける段階です。

STEP❹ 再発予防とパフォーマンス向上

痛みが落ち着いたあとも、同じフォーム・同じ体の使い方では再発しやすくなります。再発しにくい状態まで整えていくことが大切です。

状態によって個人差はありますが、施術後には次のような変化がみられることがあります。

走行時の痛みの軽減
階段の下りの痛みの改善
膝の外側の張り感の軽減
着地時の安定感アップ
走りやすさの向上
フォームの改善による再発予防

その場で変化を感じるケースもありますが、慢性化している場合は段階的な改善が必要です。

症状の程度や期間によって個人差はありますが、一般的な目安は以下の通りです。

軽度

1〜3回程度で変化を感じるケースがあります。早めに対応できた場合は、比較的改善しやすいことがあります。

中度

2〜4週間程度かかることがあります。炎症の状態を見ながら、全身の動きも整えていく必要があります。

慢性化している場合

1〜2ヶ月程度かかることがあります。

ただし、痛みの強さだけでなく、いつから痛いのか・どの競技か・練習頻度はどのくらいか・大会が近いかによっても変わります。当院では、部活や大会の予定も踏まえて、無理のない通院ペースをご提案しています。

ランナーズニーを我慢して走り続けると、次のようなリスクがあります。

痛みが慢性化する
ランニングや部活の継続が難しくなる
フォームが崩れてパフォーマンスが落ちる
反対側の脚にも負担がかかる

股関節や腰まで痛くなる

特に学生は、痛みをかばってプレーを続けることで、別の部位まで悪くしてしまうことがあります。
早めの対応が、結果的に復帰も早くなります。

こんな場合は医療機関での検査が必要です

次のような場合は、ランナーズニー以外の可能性もあるため注意が必要です。

• 安静にしていても痛い
• 腫れが強い
• 熱感がある
• 膝が引っかかる
• 曲げ伸ばしで強い痛みがある
• 体重をかけるだけでつらい
• 急に強い痛みが出た

このような場合は、まず医療機関での検査が必要なことがあります。あおぞら整骨院でも、整骨院で対応すべきか、病院での検査が必要かを見極めることを大切にしています。

よくある質問

状態によりますが、必ずしも完全休止が必要とは限りません。
痛みの程度やフォームの状態を見ながら、練習内容を調整していくことで改善を目指せるケースも多いです。



ストレッチで楽になることはありますが、それだけでは一時的な改善にとどまることが少なくありません。股関節・骨盤・体幹・接地の問題まで見ていくことが大切です。



はい、受けられます。成長期のお子さまにも配慮しながら、状態に合わせて安全に施術を行います。
保護者の方にもわかりやすく説明しながら進めますので、ご安心ください。



原因となっている体の使い方や左右差を改善しないままだと再発しやすいです。
逆に、根本の原因まで整えていくことで再発予防につながります。



もちろんです。ランナーズニーは、膝だけをみていても改善しにくいことがあります。当院では全身評価を行い、再発を繰り返す原因を丁寧に確認していきます。

まとめ

ランナーズニーは、ただの“走りすぎ”ではありません。そして、休めば自然に治るとは限らない症状でもあります。

大切なのは、なぜそのお子さまの膝に負担が集まっているのかを正しく見極めることです。

あおぞら整骨院では、「膝を治す」のではなく、「膝に負担をかけない体をつくる」ことを大切にしながら、学生一人ひとりの状態に合わせて、できるだけ早く安全に復帰できるようサポートしています。

「走ると膝の外側が痛い」
「大会が近いのでなるべく休ませたくない」
「部活を続けながら改善したい」

そのような方は、ぜひ一度ご相談ください。

現在、学生の膝の痛み・スポーツ障害のご相談が増えています。一人ひとり丁寧に対応するため、予約優先でご案内しております。



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●執筆者/監修者(柔道整復師/近藤厳悟 元住吉院勤務、臨床経験25年)

●更新日2026/4/2

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